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『アモリカ』ザ・ブラック・クロウズ(1994) [CDジャケット]

Album art and art direction conceptualized by Chris Robinson and Janet Levinson
Design by Janet Levinson
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きわどい写真ですねえ。

・黒人女性の下腹部
・星条旗柄のビキニ
・はみ出したヘア−
・「amorica.」の文字

構成要素は至ってシンプルだが、
いろいろと想像をかきたてられます(変な意味じゃなくね!)。
力強さと、茶目っ気を感じるデザインだ。

女性と書いたが、この写真だけでは女性と断定できる保証はない。
というのも、女性特有の腰のラインが確認できないから。
ひょっとして男性?なんてことも想像できてしまうような、
そんな懐の深さを感じさせるデザインだ。

ヘアーだって、よく見ると何だかワザとらしくて、作り物っぽい。
セクシーではあるが、決してエロい感じがしないのは、
そうしたどことなく人工的な雰囲気や、
男女どちらともとれる中性性によるような気がします。

黒人、アメリカ、セクシャルなイメージというのは、
まさに彼らの音楽性を表現するものだ。
すなわち黒人音楽をルーツとするアメリカの音楽=ロックンロールである。
そもそも「ロックンロール」という言葉は
性的ニュアンスをもつ黒人のスラングから来ており、
ロックンロールには根源的にセクシャルなイメージがつきまとう。

星条旗は、アメリカのバンドというアイデンティティのほかに、
当時の所属レーベルであるAmerican Recordingsのシンボルでもあり、
またモラル、保守性の象徴でもあるだろう。

そこからはみ出したヘアーは、
つまりモラルへのアンチテーゼ、
保守化したロックへの、彼らの挑戦ととることができる。

実際、このアルバムのサウンドは、
どこを切り取っても、アメリカを感じさせるものでありながら、
同時に革新的なサウンドとなっている。
(このアルバムを彼らの最高傑作に挙げる人も多いくらいです)

最後に、タイトルの「amorica.」(ドットがおしゃれ)は
「america」の南部訛りであるという説が一般的なようですが、
「amore(アモーレ)」(愛)にひっかけた造語という解釈もなくはないのではないか、
という気がします。


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