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『クリムゾン・キングの宮殿』キング・クリムゾン [CDジャケット]

Cover by Barry Godber

うーん、凄いジャケットである。
一度見たら忘れられないほど強烈なインパクトがある。
夢にまで出てきそうなイラストだ。

顔の中央部を大写しで映し出す。
目、鼻、口の穴はすべて大きく開かれ、歪み、
深いしわが寄った表情。赤い肌の色。
なんともグロテスクな形相だ。
しかしいくら見ていても飽きないどころか、
どんどん引き込まれていく不思議な魅力がある。

その表情は苦痛に歪んでいるようにも見えるし、
恐怖におののいているようにも見える。
あるいは何かを痛烈に訴えかけているようでもある。

いずれにせよ、極端に歪曲された外見は、
かえって何かリアルな内面を浮き彫りにしているようにも思える。

ご覧のように、アーチスト名、アルバム名のクレジットが無い。
同様のアルバムとしては、ツェッペリンの4作目が有名であるが、
既に成功を収めていた彼らでさえ、レコード会社からは
ジャケットにクレジットを入れないなんて自殺行為だと言われたのに、
クリムゾンデビュー・アルバムで、しかもツェッペリンより先に、
クレジット無しジャケットに挑戦している。

結果はいうまでもなく大成功を収めたわけだが、
(ちなみにビートルズの「アビーロード」を蹴落として1位になっている)
音楽的に余程自身がないとできないことだ。

裏面を見ると、単なる顔でなかったことに驚く。
顔の途中から宇宙空間のようなものに繋がっている。
あるいは宇宙の一部と化している。
なんともシュールな絵だ。


さらに中を開くとこんなことに…
誰なんだ、お前は!
一体何を表しているのか、悩んでしまう。
何やらとても観念的で、哲学的、神秘的である。

だがキング・クリムゾンの音楽的世界を見事に表現していることは確かだ。
カオスとコスモ、攻撃性と叙情性、狂気と知性というような
彼らの音楽には欠かせないファクターをそこから感じ取ることができる。

そしてまた彼らの音楽がプログレッシヴ・ロック(進化したロック)と言われるように、
ロックミュージックがより奥深い精神世界を表現するようになった
ことを物語っているような秀逸なジャケットである。

余談ですが、この表紙のイラストの人物って
ジョン・ボイト(アンジェリーナ・ジョリーのお父さん)に似てませんか?
頬の盛り上がり具合とか。


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